自社CPCのクリーンルームで作業する培養スタッフ

CELL PROCESSING
CENTER

細胞培養加工施設

銀座の院内で、
あなたの細胞を育てる。

東京リライフクリニックは、診療を行うクリニックと、患者様ご自身の細胞を培養・加工する細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)を、銀座の同じ建物の中に備えています。細胞の採取から培養、品質の確認、投与までを一つの組織の管理のもとで行い、医師と培養スタッフが細胞の状態を共有しながら治療にあたります。

FACILITY

施設について

01

クリニック併設の細胞培養加工施設

CPCを院内に設置しているため、採取した組織を速やかに培養工程へ移すことができ、投与日に合わせて培養のスケジュールを調整できます。培養中の細胞の状態は、担当医師と培養スタッフが日々確認しています。

所在地
東京都中央区銀座7丁目8-17 虎屋銀座ビル 6階
施設の構成
クリニック:診察・細胞の採取・投与
東京リライフラボラトリー:細胞の培養・加工・品質検査
研究連携:国内外の大学・研究機関との共同研究

02

法律に基づく届出と施設番号

再生医療等は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」(再生医療等安全性確保法)に基づいて提供されます。治療に用いる細胞(特定細胞加工物)を製造する施設は、同法と同法施行規則が定める構造設備・製造管理・品質管理の基準を満たさなければなりません。医療機関内に設置する施設は地方厚生局への届出が義務付けられており、届出を行った施設には施設番号が付与されます。

当院のCPCは、関東信越厚生局へ特定細胞加工物製造の届出を行っています。また、当院で提供する再生医療等は、法律で定められた委員会の審査を経て、再生医療等提供計画を厚生労働大臣に提出しています。

施設番号

FC3240121

届出受理:2024年11月

再生医療等提供計画番号

  • PB3240263自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛治療
  • PB3240269自己脂肪由来幹細胞を用いたフレイル治療
  • PB3240268自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害治療
  • PB3240267自己脂肪由来幹細胞を用いた更年期障害治療
  • PB3240266自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病治療
  • PB3240265自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害治療
  • PB3240294自己脂肪由来幹細胞を用いた毛髪組織の治療
  • PB3250002自己脂肪由来幹細胞を用いたED(勃起不全)治療
  • PB3250003自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
  • PB326010自己脂肪由来幹細胞の投与による皮下組織欠損治療
  • PB3240295自家培養線維芽細胞を用いた皮膚再生治療

03

クリーンルームの清浄度

CPCは、空気中の微粒子や微生物を管理したクリーンルームです。高性能フィルター(HEPAフィルター)で清浄にした空気を送り、部屋ごとの気圧差によって外から汚れた空気が入り込まないようにしています。

細胞を直接扱う作業は、最も清浄度の高い安全キャビネットの中で行います。この区域は「グレードA(ISOクラス5相当)」と呼ばれ、空気1m³あたりに含まれる0.5μm以上の粒子が3,520個以下に保たれています(米国の旧規格でいう「クラス100」に相当)。

安全キャビネット内での無菌操作
区域清浄度(作業時の目安)主な用途
安全キャビネット内グレードA(ISOクラス5)細胞の分離・培養・継代・回収などの無菌操作
細胞調製室・更衣室グレードB(ISOクラス7)培養作業、インキュベーターでの培養
脱衣室・準備室グレードC(ISOクラス8)無塵衣への更衣、資材の搬入
前室グレードD資材の準備、記録の作成

04

主な設備

安全キャビネット(クラスⅡ)
無菌操作を行う作業台
CO2インキュベーター
温度・CO2濃度を一定に保った培養
位相差顕微鏡
培養中の細胞の形や増え方の観察
セルカウンター
細胞数と生存率の測定
パスボックス
部屋を行き来せずに資材や検体を受け渡す
液体窒素保管容器・超低温フリーザー
細胞の凍結保管
温度監視システム
インキュベーターや保管庫の温度を常時記録し、異常時に警報を発信
環境モニタリング
浮遊微粒子・付着菌・差圧を定期的に測定
CO2インキュベーターでの培養位相差顕微鏡による細胞の観察

05

安全管理・衛生管理

細胞の安全は、設備だけでなく日々の運用によって守られます。当院のCPCでは、次のような管理を行っています。

入退室の管理
入室できる者を限定し、専用の無塵衣に着替えてから入室します。
取り違え・交叉汚染の防止
同じ作業区域で同時に扱う細胞は1名分に限り、ラベルと記録で一人ひとりの細胞を確実に識別します。
清掃・消毒と環境測定
定められた頻度で清掃・消毒と環境測定を行い、結果を記録します。
手順書と記録
すべての作業を手順書に沿って行い、「誰が・いつ・何をしたか」を記録します。
教育訓練
定期的な教育訓練と力量評価を行い、評価を受けたスタッフが作業を担当します。
品質の照査
製造と品質の状況を定期的に振り返り、手順や設備の改善につなげます。

06

品質検査と出荷判定

培養した細胞は、投与の前に定められた試験を行い、すべての基準を満たしたものだけを治療に用います。

試験項目確認すること実施時期
無菌試験細菌・真菌が混入していないこと出荷前
マイコプラズマ否定試験マイコプラズマが混入していないこと出荷前
エンドトキシン試験発熱の原因となる物質が基準値以下であること出荷前
細胞数・生存率投与に必要な数の、生きた細胞が得られていること出荷前
形態観察細胞の形や増え方に異常がないこと培養期間中・出荷前

基準を満たさなかった場合、その細胞は投与に使用しません。担当医師から理由と今後の対応についてご説明します。

07

培養する細胞と培養方法

取り扱う細胞
患者様ご自身の脂肪組織から分離した間葉系幹細胞(脂肪由来幹細胞)、線維芽細胞、NK細胞
投与
凍結細胞を融解・洗浄後に投与
凍結せずに投与(フレッシュ投与)
遠心分離機での細胞の処理

08

研究とデータの蓄積

当院は国内外の大学・研究機関と連携し、培養した細胞の特性に関するデータを蓄積しています。研究で得られた知見は、倫理審査などの必要な手続きを経たうえで、培養工程や品質管理の改善に活かしています。

09

培養を担うスタッフ

細胞培養の専門教育を受けたスタッフが、医師と連携して一人ひとりの細胞の状態を観察しています。

施設管理者1名

製造管理部

  • 製造管理責任者1名
  • メンバー4名

品質管理部

  • 品質管理責任者1名
  • メンバー3名

研究部

  • 研究部長1名
  • 上席研究員1名
  • メンバー2名
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細胞培養加工施設 品質声明

細胞は、患者さまの身体からお預かりする、大切な存在です。
その一つひとつに真摯に向き合い、確かな品質と責任をもって治療へつなぐ。
それが、東京リライフ CPC の使命です。私たちは、次の 7 つをお約束します。

  1. 01

    Integrity

    採取から投与まで、責任の一貫性

    診療と培養を同じ建物・同じ組織で行い、採取から投与まで、お預かりした細胞に一貫して責任を持ちます。

  2. 02

    Compliance

    法令と基準を、すべての土台に

    再生医療等安全性確保法とその基準を守り、届出を行った施設で、手順書に沿って細胞を培養します。

  3. 03

    Transparency

    すべての工程を、記録と説明へ

    すべての工程を記録に残します。培養の経過について、記録に基づいてご説明します。

  4. 04

    Quality

    確かな品質だけを、治療に

    投与前に、定められた品質試験を実施し、その結果を患者さまにご説明したうえで、治療へとつなげます。

  5. 05

    Standards

    基準を満たさない細胞は、使用しない

    品質基準を満たさない細胞は治療に使用しません。その場合は、理由と今後の選択肢を担当医師からご説明します。

  6. 06

    Evolution

    データに学び、常に改善を

    研究機関と連携し、培養や品質管理に関するデータを積み重ね、得られた知見に基づき、より適切な方法を追求し続けます。

  7. 07

    Craftsmanship

    人を育て、技術を未来へつなぐ

    継続的な教育訓練と力量評価を通じて、細胞を扱う一人ひとりの技術と意識を磨き、次の医療へとつないでいきます。

細胞培養加工施設 施設管理者:

篠原 義康

東京リライフクリニック 院長:

中尾 真紀