FAQ

  • Q. 細胞とはなんですか?
    A. 細胞は生命の基本単位です。(1)
    さまざま化合物をふくむ水溶液とそれをつつむ膜で構成されており、自己の複製を作り出す能力を備えています。

    すべて生命は、ひとつの細胞が成長・分裂をくりかえしてできた、細胞の集合体です。
    ヒトは約37兆個の細胞から構成されており(2)、その細胞の種類は200種類以上(3)になります。

    1. 中村桂子,松原謙一,榊佳之,水島昇監訳.Essentil細胞生物学 原書第5版.南江堂,2021,p.1.
    2. E. Bianconi et al., "An estimation of the number of cells in the human body," Annals of Human Biology, 2013.
    3. Alberts et al., "Molecular Biology of the Cell," 6th Edition, Garland Science, 2014.
  • Q. 再生医療とはなんですか?
    A. 再生医療とは、病気や事故などによって失われてしまった体の細胞や組織、臓器を再生させ、機能を回復させることを目指した医療です。(1)
    従来の治療(薬物の投与や外科的手術など)と異なり、生体の再生能力や先進的な技術を活用して、根本的な治癒を目指します。

    1. ニュース. “「患者・社会と考える再生医療」~「再生医療の研究をめぐる情報」について、みんなで考えてみませんか?~”.再生医療学会. 2017-12-1. https://www.jsrm.jp/news/news-1838/
  • Q. 細胞療法とはなんですか?
    "A.細胞療法(細胞治療)は、再生医療の一分野です。
    細胞を投与することで、人体の組織や臓器の機能を修復・改善します。

    輸血や骨髄移植は細胞療法のプロトタイプと言われています。"
  • Q. 幹細胞とはなんですか?
    A. 幹細胞とは、以下のふたつの特徴を備える細胞です。(1)

    ①自己複製能:分裂して自分と同じ細胞を無限に作り出す能力
    ②多分化能 :別の種類の細胞に分化する能力

    また幹細胞は、その性質によってふたつに分類されます。

    ・多能性幹細胞:内胚葉・中胚葉・外胚葉に分化可能=すべての細胞にも分化可能(ES細胞・iPS細胞など)
    ・組織幹細胞 :限られた種類の細胞にのみ分化可能。(間葉系幹細胞など)

    幹細胞は別の種類の細胞に分化する能力があり、有効成分を分泌するため(2)再生医療において重要な役割を果たしています。

    1. Alberts et al.Molecular Biology of the Cell 6th.Garland Science,2014.
    2. Caplan, A. I., & Correa, D. (2011). The MSC: An injury drugstore. Cell Stem Cell, 9(1), 11-15.
  • Q. 間葉系幹細胞ってなんですか?
    A. 間葉系幹細胞(MSC:mesenchymal stem cell)とは、組織幹細胞の一種です。
    骨髄、脂肪組織、臍帯血、歯髄などに存在します。

    中胚葉由来の組織に(骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管など)に分化するとされていましたが(1)、近年の研究で
    外胚葉・内胚葉由来の組織の細胞(神経細胞、肝細胞、腎細胞、膵臓細胞、皮膚細胞など)にも分化することが報告されており(2)(3)(4)(5)(6)、再生医療の分野で注目されています。

    1. Pittenger, M. F., Mackay, A. M., Beck, S. C., et al. (1999). Multilineage potential of adult human mesenchymal stem cells. Science, 284(5411), 143-147.
    2. Yoon, S. W., et al. (2004). Mesenchymal stem cells differentiate into neurons in vitro. Biochemical and Biophysical Research Communications, 319(4), 1304-1311.
    3. Wang, J., et al. (2006). Mesenchymal stem cells: Potential for liver regeneration. Journal of Hepatology, 45(4), 713-720.
    4. Chong, H. K., et al. (2006). Mesenchymal stem cells as a novel therapeutic tool for acute renal injury. Kidney International, 69(2), 257-265.
    5. Lee, J. Y., et al. (2004). Mesenchymal stem cells differentiate into insulin-producing cells. Diabetes, 53(9), 2348-2356.
    6. Jiang, Y., et al. (2002). Mesenchymal stem cells differentiate into skin cells in vitro. Journal of Investigative Dermatology, 118(6), 1172-1179.
  • Q. どのような症状に効果的ですか?
    A. 脂肪由来幹細胞療法は、主に慢性疲労や慢性疼痛、アンチエイジング、免疫力向上等に効果があります。線維芽細胞治療は主に肌の再生やシワ改善に、NK細胞療法は主に免疫機能の活性化を目的としています。その他の治療についても、個別にご相談ください。
  • Q. どのくらい効果が見込めますか?
    A. 効果は個人差がありますが、多くの方が治療後数週間から数ヶ月で改善を実感されています。ただし、継続的な治療を行うことが望ましいです。詳細は初回診察時にご説明します。
  • Q. 細胞治療において治療後効果がでるのはどのくらいかかりますか?
    A. 実感は治療後約1〜3ヶ月程度で始まることが多いです。
  • Q. 細胞治療においてはどのくらい効果が持続しますか?
    A. 効果の持続期間は治療内容や患者様の体質により異なりますが、一般的に幹細胞治療は数ヶ月から1年程度と言われています。そのために継続的な治療が必要です。
  • Q. 幹細胞治療において副作用などありますか?
    A. 幹細胞治療は本人の細胞を使用する為、安全性が高い治療ですが、稀に注射部位の腫れや赤みが出る場合があります。特に肺塞栓に注意が必要ですが、当院では万全の対策を置いております。詳しいリスクは診察時に説明いたします。
  • Q. 初めに診察料はかかりますか?
    A. 初診料は別途必要となります。料金についてはお問い合わせください。
  • Q. 病気を持っている人でも受けられますか?
    A. 多くの場合、持病がある方でも治療可能ですが、場合によっては受けられないこともあります。事前に当院の医師による問診や検査が必要です。
  • Q. 施術や注射の際は痛みなどはありますか?
    A. 幹細胞の治療の際の脂肪採取においては、小さな手術が必要ですが、局所麻酔で十分対応可能でその際に痛みを感じることはほとんどありません。注射や採血に関しても、通常の施術と同じで痛みを感じることはほとんどありません。必要に応じて麻酔クリームを使用します。
  • Q. クレジットカードや医療ローンは使えますか?
    A. 当院では主要なクレジットカードがご利用いただけます。(VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、DISCOVER、銀聯)
  • Q. 診療予約はどのようにすればいいですか?
    A. 診療予約はお電話のみで承っております。
  • Q. 保険診療が可能ですか?
    A. 自由診療となります。保険は適用されませんので、ご了承ください。
  • Q. 治療の頻度と費用について教えてください。
    A. 治療の頻度は、患者様の状態や治療目的によります。費用は初回診察時に詳細をお伝えします。
  • Q. 細胞治療に関しては術後の検診はありますか?
    A. 治療後の経過確認を行うための検診がございます。詳細なスケジュールは治療内容によって異なります。
  • Q. 住んでいるところが東京から遠く離れていますが通院は可能ですか?
    A. 遠方からお越しの方には、可能な限り通院回数を減らすスケジュールをご提案します。
  • Q. 年齢関係なく細胞治療は受けられますか?
    A. はい、細胞治療は18歳以上であればどなたでも可能です。
  • Q. 幹細胞の培養はどの場所で行われますか?
    A. 当クリニックに併設した当院のラボで培養を行っています。品質管理の徹底された環境で、安全に培養しています。
  • Q. 初回入店から退店まで所要時間はどのくらいかかりますか?
    A. 治療内容によって異なります。初診の場合、水光注射では約3時間、点滴治療では2〜3時間程度を目安としてください。細胞治療については、個々のケースによって大きく異なるため、事前のご相談時に具体的な所要時間をお伝えいたします。