エピジェネティッククロック検査とは
エピジェネティッククロック検査とは、従来の遺伝子検査でよく受けられるDNAの配列そのものの検査ではなく、DNAの「スイッチの入り方」を解析することで、生物学的年齢の指標を評価する検査です。
血液検査を通して、DNAの配列ではなくメチル化パターン(DNAのスイッチ状態やバランス)を解析し、現在の身体状態を示す生物学的年齢の指標を算出します。

人間のDNA配列は生まれつき大きく変わりませんが、どの遺伝子がどの程度働いているかは、加齢や生活習慣、ストレス、環境要因などの影響を受けて変化します※1。この遺伝子の働き方を調整する仕組みがエピジェネティクスです。
エピジェネティッククロックは、老化研究や予防医療分野において、加齢の個人差を客観的に評価する手法として研究が進められており、自身のコンディションを把握するための参考情報として活用されています。
※本検査は疾患の診断・治療・予測を目的としたものではありません。
なぜエピジェネティッククロック検査を行うのか
エピジェネティッククロック検査は、多くの集団で暦年齢と高い相関(暦年齢と生物学的年齢が近い)を示すことが報告されています。その一方で、暦年齢と推定年齢に「差」が出ることがあり、このズレは、健康状態や生活習慣などとあわせて、現在の状態を多面的に捉えるための参考指標として扱われています。※2
当院では、検査結果を単独で断定的に判断するのではなく、問診・診察・既存の検査所見等とあわせて解釈し、今後の健康管理を考えるための材料のひとつとして活用し、症状や所見に応じた医療的な対応の選択肢をご説明します。
このような方に提供しています
東京リライフクリニックでは、幹細胞治療や再生医療治療を検討されている方、または実際に受けられた方に対し、治療前後の状態を客観的に把握するための参考指標として、本検査をおすすめしています。
- 運動、食事、睡眠などのライフスタイルが身体にどのように反映されているか気になる方
- ご自身の生物学的年齢の指標を把握したい方
- ご自身の老化進行度が気になる方
- 予防医療・再生医療を検討する際のベースライン評価を行いたい方
- 定期的に身体状態を見直す指標の一つとして活用したい方
※治療の効果や結果を保証するものではありませんが、身体状態を比較・把握する際の一つの評価材料として活用されています。
エピジェネティッククロック検査でわかること(結果の内容)
エピジェネ検査では、お客様の現在のエピジェネティックパターンに基づき、以下のような指標情報を提供します。
検査結果は原則日本語でのお渡しとなります。日本語以外の言語をご希望の方には、追加料金が発生しますが、中国語でお渡しすることも可能です。
■エピジェネティック指標
- 生物学的年齢の指標
- 老化の進行度の指標

■身体状態に関連する指標の傾向
エピジェネティックな状態から、以下のような項目に関連するとされる指標の傾向を多面的に評価します。
- 運動機能に関連する指標
- 呼吸機能に関連する指標
- 血管機能に関連する指標
- 免疫バランスに関連する指標
- 慢性炎症に関連する指標
- 代謝機能に関連する指標
- 肝機能に関連する指標
- 腎機能に関連する指標
- 組織の状態に関連する指標
- 認知機能に関連する指標

これらの結果は、現在の身体状態を客観的に把握するための参考情報として提示されます。
※エピジェネ検査は、特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。また、検査結果の解釈やご不明点については、東京リライフクリニックまでご相談ください。
エピジェネティッククロック検査の流れ(所要日数)

1.問診票の記入・診察
ご体調や生活習慣、既往歴、アレルギー、服薬状況、検査で知りたいこと等を伺い、医師の診察時に本検査の特徴を説明します。

2.採血
エピジェネティッククロック検査には9mLの採血が必要です。

3.お支払い
お支払いのお手続きが終わり、他の施術がなければこれで終了です。結果については後日クリニックよりご連絡いたします。

4.結果説明
エピジェネティッククロック検査の解析結果は45日以降になります。結果が出次第、クリニックよりご連絡し、改めて医師より結果の見方や今後の健康管理についてご説明します。必要に応じて、追加の評価やご提案を行います。
※状況により前後する場合があります。
料金
エピジェネティッククロック検査
脚注:
※1:Fraga MF, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2005;102(30).
※2:Horvath S, Raj K. Nat Rev Genet. 2018;19(6).
※3:Fitzgerald KN, et al. Aging (Albany NY). 2021;13(16).
※4:Rönn T, et al. PLoS Genet. 2013;9(6).



