
東京リライフグループ 最高経営責任者
東京リライフグループ 最高経営責任者(CEO)
自由が丘クリニックグループ 最高執行責任者(COO)
東京大学大学院理学系研究科「細胞老化制御」寄付講座 設立人
NPO法人自由が丘アカデミー事務局長
自由が丘駅前中央会 理事産業能率大学 兼任講師
東京大学大学院 理学系研究科 共同研究員
私はこれまで、自由が丘クリニックのCOOとして、自由診療領域における医療の現場に携わってまいりました。
自由が丘クリニックは、形成外科・美容外科を基礎に、美に関するさまざまな専門家が集い、一人ひとりの患者様の悩みに向き合ってきたクリニックです。創業者であり現医事長である古山登隆が立ち上げて以来、外見の美しさだけでなく、その方がより前向きに、自分らしく生きるための医療を追求してまいりました。
その現場で多くの患者様と向き合う中で、私は次第に「外見へのアプローチだけではなく、身体の内側から健康や活動を支える医療の重要性」を強く感じるようになりました。
「人が年齢を重ねても、自分らしく健やかに生き続けるために、医療はどこまで貢献できるのだろうか」
この問いこそ、私にとって東京リライフクリニック構想の出発点となりました。
年齢を重ねることは、誰にとっても自然なことです。一方で、身体機能の低下や慢性的な疲労、不調、活動の低下、将来への不安といった課題は、単なる加齢として片づけるのではなく、医学的に向き合うべき大切なテーマだと考えています。
その中で出会ったのが、Longevity Medicine、すなわち健康寿命の延伸を目指す医療です。老化を科学的に理解し、身体の状態を可視化し、一人ひとりに合った介入を行うことで、より健やかに生きる時間を延ばしていく。この考え方に大きな可能性を感じました。
そして、その実現に向けて重要な鍵となるのが、再生医療であり、細胞に着目した医療です。
私たちが東京リライフクリニックを構想した当時、再生医療の分野にはすでに多くの先駆者がいました。一方で、自由診療領域における再生医療には、臨床データの蓄積や治療効果の客観的評価という点で、まだ発展途上の部分が多く残されていました。
「本当に患者様の状態は改善しているのか」
「どのような方に、どの治療が適しているのか」
「治療の前後で、身体の中にどのような変化が起きているのか」
これらの問いに、科学的なデータに基づいて向き合うことこそ、これからの再生医療とLongevity Medicineには不可欠です。
このために東京リライフクリニックでは、アカデミア、臨床現場、そしてCPC、すなわち細胞培養加工施設が連携した医療モデルの構築を目指しています。研究で生まれた最先端の知見を、臨床の現場で安全に検証し、そこで得られたデータを再び研究へ還元していく。この循環こそが、再生医療をより信頼性の高い医療へと発展させるために必要だと考えています。
2023年からは、東京大学の合田圭介先生にもご協力をいただき、細胞老化制御に関する取り組みを開始しました。そして2025年1月23日、東京リライフクリニックを開院いたしました。
開院後から私たちが大切にしているのは、単に先進的な治療を提供することではありません。治療の安全性と有効性を一つひとつ検証し、臨床データを積み重ね、再生医療とLongevity Medicineの未来に資するエビデンスを構築していくことです。
現在、東京リライフクリニックでは、再生医療、細胞老化制御、エクソソーム、幹細胞関連技術、そして老化や健康状態を可視化する各種検査を組み合わせながら、患者様一人ひとりに最適な医療を提供するPersonalized Medicine、すなわち個別化医療の確立を目指しています。
また、当院のラボでは、アカデミアで生まれた先端技術の検証も日々進められています。2025年には、東京大学 合田ラボとともに、世界的コンペティションであるXPRIZEへの挑戦に向けた共同研究にも取り組むこととなりました。これは、私たちが目指してきた科学的アプローチが、次の段階へ進み始めている証だと実感しています。
東京リライフクリニックの使命は、研究室で生まれた最先端の知見を、いち早く、そして安全に臨床の現場へとつなげることです。そして、科学的根拠に基づいた再生医療とLongevity Medicineを通じて、人々の健康寿命の延伸、生活の質の向上、そして自分らしく生き続ける未来に貢献することです。
年齢を重ねることを、諦めではなく、可能性として捉え直す社会へ。
東京リライフクリニックは、再生医療とLongevity Medicineの可能性を信じ、臨床・研究・社会実装をつなぐ新しい医療の形を目指し、これから一歩ずつ着実に挑戦を続けてまいります。
